吹奏楽界の巨匠ヤン・ヴァンデルロースト氏が作曲した
横浜音祭りファンファーレ

横浜が日本の吹奏楽発祥の地であることにちなみ、横浜音祭りがスタートした2013年に開幕を記念し作られたのが「横浜音祭りファンファーレ」です。
作曲したのは、吹奏楽界の巨匠であるベルギーの作曲家ヤン・ヴァンデルロースト氏。
船や港というイメージのほか、横浜市の花である「バラ」を想起させるような高貴なメロディの流れが取り入れられた祝祭感あふれるこのファンファーレは、過去に実施された横浜音祭りのさまざまなプログラムのなかでも演奏され、多くの人に愛されてきました。


ヤン・ヴァンデルロースト氏は楽譜の中にも横浜ならではの楽しい仕掛けを組み込んでいます。ファンファーレの終盤に、「YOKOHAMA」(下記のアルファベット対応表にあてはめると「ド-ソ-ド-ソ-シ-ラ-ミ-ラ」)というメロディが、トランペットとトロンボーンにより高らかに演奏されます。

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ファンファーレの中で最も特徴的なこの「YOKOHAMA」のフレーズは、横浜音祭り2022の期間中に発車メロディとして流れ、多くの方たちの元へ届けられる予定です。

どんなプログラムのなかで、このファンファーレが演奏されるのか、ぜひ「横浜音祭りファンファーレ」にもご注目ください!





■横浜音祭り2019では〈横浜市消防音楽隊〉が、今回の横浜音祭り2022では〈神奈川フィルハーモニー管弦楽団(指揮:沼尻竜典)〉による収録を行いました。


演奏:横浜市消防音楽隊



指揮:沼尻竜典
演奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団





ヤン・ヴァンデルロースト
1956年ベルギーデュッフェル生まれ。ルーヴェン(ベルギー)のレメンス音楽院でトロンボーン、音楽史、音楽教育を学んだ後、ゲント王立音楽院ならびにアントワープ王立音楽院で研究を続け、作曲と指揮の学位を取得した。現在はレメンス音楽院で教鞭をとり、名古屋芸術大学の名誉教授と洗足学園音楽大学の客員教授、尚美ミュージックカレッジ専門学校で特別客員教授を務める。
多くの作品を手掛けながら審査員や講師、客演指揮者として活躍、世界四大陸の45カ国以上を訪問。その作品は世界中で演奏、録音されており、世界的な吹奏楽の巨匠である。